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2016年06月27日

フィーリングについて

皆さん、こんにちは、岡部です。
梅雨の時期になり、蒸し暑い日が続いてますね。

 

今回は、また、音楽についてお話させていただきます。

音楽は「フィーリングが肝心」だと思いますが、そのフィーリングを遺憾なく発揮するために我々プレイヤーにとって大事なのはむしろ「曲の構成」に対する理解だと思います。その曲の作曲者、編曲者の意図をよく理解し、その上で曲の構成をしっかりと頭の中に入れておかないと思うようには演奏できません。

たとえ即興演奏であっても、しっかりその設計図が頭の中にないと、本人はノリノリだとしても、お客様にはダラダラと聞こえてしまう可能性があります。クラ
シックでは究極にはソナタ形式の完成された形があるように、ポピュラー作品にも形式やパターンが存在します。「ここがサビだ」とか、カラオケおじさんでも
知っていますよね。(笑)

そして、概して簡単な曲ほど形式もシンプルです。それを意識してどこに山場を置くか、どういう変化をつけるか、と考えることが一歩先の「妙味」を演出でき
ますし上達への早道だとも思います。曲の構成をよく理解することは、演奏にきちんとした演出があるということで、とても大事な基本的要素と言えます。

フィーリングというのは、その上で行われるプレイヤー(役者)の「アドリブ」や「キャラクターからにじみ出る味」のようなもので、それが先行してしまっては
ストーリー性の説得力が薄まるということです。
「演奏」にはそのように決め事がありますが、例えてみれば交通標識(交通ルール)みたいなもので、それらが手かせ足かせとなって「自由なドライブができな
い」と考えてはいけません。
そのルールを守ることによって「事故がなく思い切り自由にドライブができる」ということなんです。
つまり、「自由な演奏をしようと思えば思うほど、根底には確かな理解と洞察力が必要になってくる」ということですね。

 

皆さんも今一度、ご自身が今取り組んでいる曲の、或いはこれから新たに取組もうとする曲の構成や起承転結を見直してみてください。その上で自由な発想で多
彩な表現を試みては如何でしょうか!

 

 

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