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こんばんは！ユーフォニアム講師の鶴澤綾です！

さて、吹奏楽部に所属している生徒さんは、この時期は春のコンサート(定期演奏会など)に向けて練習に励んでいる人が多いと思います。

コンクールは、一曲または二曲に長い時間をかけて突き詰めていくのに対し、コンサートは沢山の曲を一度に練習する必要があります。譜読みに追われている人も多いのではないでしょうか。

譜読みをする時のコツについて少しお話したいと思います。まず、初めて譜面を開いた時は、いきなり楽器で音を出すのではなく、楽譜を見渡し、テンポ・調性・拍子などを確認します。それからその曲の中で難しそうなところ、リズムが複雑なところなどをチェックします。音源があれば楽譜を見ながら聴いてみるのも良いです。

一通りそういったことを行ってから実際に音を出してみると、その曲の全容をイメージすることができ、さらうのに時間がかかりそうな場所も見当をつけられるので、練習の時間配分も組み立てやすいです。

そして、ここまでは楽器が無くてもできるので、家や移動中の電車の中など、音を出せない環境の隙間時間でも行うことができます。やみくもに楽器で練習するのではなく、ぜひ効率よく練習をしてみてください。譜読みのスピードが上がるはずです。また、普段から全調のスケールをやっておくと譜読みのスピードもあがります。長調だけでも毎日全て行うのが望ましいですが、時間がなければ、１週間で必ず一週する、というようにローテーションをして練習すると良いです。

ぜひ皆さんも試してみてください！

鶴澤綾