バッハ生誕の日
こんにちは、ピアノ講師の下川です。
今日は3月31日、年度末であり、バッハ生誕の日でもあります。
音楽の父・バッハの曲は、ピアノのレッスンでもたくさん取り扱います。その時代ならではの音並び、左手の難しさもあり、弾き慣れるのに時間がかかりますが、彼はどんな人物で、どんな楽器を弾いていたのでしょうか?ほんの少しだけご紹介したいと思います。
バッハは今から337年前の1685年に、ドイツという国に生まれました。彼の家系は50人もの音楽家を輩出しており、幼い頃から音楽に囲まれて育ちました。特に子供時代は、聖歌隊で歌ったり、オルガンを習ったりなど、教会音楽に多く触れる機会があったと言います。
教会でよく演奏されるパイプオルガンは、本格的なものだとこのようにとても大きな楽器になります。鍵盤を押すことで、パイプに空気を送り込んで音が出る仕組みになっています。
18歳になると教会のオルガニストに就任します。その後も宮廷のオルガニストや宮廷楽団の楽師長を務め大活躍、名曲を次々に作曲していきます。バッハは65歳で亡くなりますが、生涯で作曲した数は1000曲以上と言われています。
生徒さんたちもよく練習しているバッハのピアノ曲は、チェンバロやクラヴィコードと言った昔の鍵盤楽器用に作られた曲です。
チェンバロは、こちらのような形をしていて、鍵盤を押すとツメの部分が弦を引っかくようにして音が出ます。今のピアノよりも小さく、強弱もつけにくい構造になっているので、バッハの曲にはトリルなどチェンバロならではの表現の工夫がたくさん隠されています。
電子ピアノには、チェンバロ(ハープシコード)という音を選ぶことができるものもあるので、バッハの曲を弾く時にはぜひ音を聴いてみてほしいです。
バッハに取り組んでいる生徒の皆さん、バッハが生きた当時を思い浮かべながら、日々の練習、発表会に向けてがんばりましょう~!
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イプシロン ピアノクラブ
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