ピアノを続けていくこと
こんばんは。
与野教室ピアノ講師の田中 麻佑子です。
私は小さい時からピアノをずっと続けてきましたが、それはある意味で幸運に恵まれたことだったんだなぁと、今では思います。
進路に悩んだり、向き合うことに辛くなって別の道を歩む方がいいのではないかと思ったこともありましたが、それでもやっぱりピアノがいいと今日まで続けてきました。
いろんな理由でピアノを始める生徒さんと出会いますが、それだけではなく、反対に、様々な事情でピアノをやめる生徒さんもいます。
お引越しや進学、就職、塾、ほかの習い事、家庭の事情、などなど。
先日、2月から他の習い事の都合で、違う曜日へと移ることになった生徒さんの私との最後のレッスンがありました。
この生徒さんは、学校以外にお勉強とピアノと他の習い事と毎日毎日が忙しく、それでも時間を頑張ってつくってはピアノの練習に励んでいました。
いつも通りのレッスンのあと、少しお喋りをして、生徒さんからは感謝のお手紙と贈り物をいただきました。
その一部を抜粋します。
「学年が上がって、お勉強とピアノの両立が大変になってペースが落ちましたが、それでも先生はわたしのできるペースで進めてくださいましま。
これからもどんどんピアノにかける時間が短くなってしまいますが、やめないで続けたいと思っています。なぜならピアノが好きだからです。」
このお手紙を読んで、心から嬉しくなりました。それは、この子が習いたくて始めたピアノを、その気持ちを大事に育みながら成長を見守れたんだなぁと、安堵した気持ちにも似ていたかもしれません。
4月末の発表会での再会が今から待ち遠しいです。